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製品・技術情報

VTECエンジン
(Variable Valve Timing & Lift Electronic Control System)

求める出力特性を高次元で実現を図った、画期的な機構を持つHonda独創のエンジンです。

VTECの原理

エンジンの性能に影響を与える重要な要因は、バルブ開閉タイミングとバルブのリフト量です。バルブの開いている行程を長めにし、リフト量も高く設定すれば、高回転・高出力を引き出せますが、低・中速域では吸入した混合気が吹き抜けてしまい、トルク(回転力)が不足し、燃焼は不安定になってしまいます。

一方、バルブの開いている行程を短くすれば、豊かな低・中速トルクが得られますが、おのずと高出力化に 限界が生じてきます。このように、高速域と低・中速域では求められるバルブタイミングとリフト量は異なっています。いわば、バルブタイミングとリフト量により、エンジンの性格が決定されます。

このバルブタイミングとリフト量をエンジンの回転域に合わせて切り換える画期的な機構が、Honda独創の可変バルブタイミング・リフト機構(VTEC)です。

VTECエンジン(3ロッカーアーム)

VTECエンジンは目的によって幾つかの種類がありますが、3ロッカーアームタイプは次のようなしくみになっています。このタイプのVTECエンジンは、3つのカムを持つ1本のカムシャフトと、このカムに対応して 油圧ピストン内蔵のプライマリーロッカーアームとミッドロッカーアーム、セカンダリーロッカーアームとで 構成されています。(ロッカーアームアッシー)

低回転時には3つのロッカーアームがそれぞれ独立して作動しますが、このときミッドロッカーアームによる吸気バルブの駆動は行われず、他の2つのロッカーアームの低回転バルブタイミング・リフトで作動します。

一方、高回転時には、内蔵の油圧ピストンに圧力がかかり、ピストンが移動することで、それぞれ独立していた3つのロッカーアームが連結されて一体となり、ミッドロッカーアームの動きに追従します。これにより、2本の吸気バルブは高回転バルブタイミング・リフト状態で駆動します。

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